みなさま ごきげんさまです。 みつこです。

両親のケア付きマンションへお引越しです。

母が自分で したいと言い出した

食器棚

ギッチリのまま 何年？ 何十年？

モノが積み重なり 堆積し 停滞を招く。

使おうにも 取り出せない・・・

で、めんどくさいと 手近のカウンターの中の食器のみ使い

食器棚の中身は 忘却の彼方へ

毎日見ているのに 見えてはいない。

でも、忘れ去られ、ほって置かれるモノ達の 発する雑音は 感じていたはず。

だから 居心地 良く無かったんだよね。

これらを 一段づつ 全部出して 並べてみると

「え～ こんなのあったの？」

「これは 誰々さんの お返しの品」

「あなたの結納の時に使った」

「孫が買ってくれた」

「粗品でもらった」

「お父さんのお客様をもてなすのに 揃えた」

「高かったのよ～」

「新品なの！」

30年間使わなかったから 新品？

母の思考は 買った時のまま・・・

結納で使ったのも 何十年も前の一回だけ・・・

食器棚だけど 実は思い出棚

主婦として 母として

生き生きとお料理して 家事をこなして 子育てしていた頃の 母の大事な証拠品

自分の大変だったけれど やり甲斐もあった 過去の栄光の証拠品の数々・・・

何もトロフィーとは 限りませんね・・・

食器の形のトロフィー 賞状ですね・・・

食器を見ながら

「お母さんの 料理 いつもご馳走だったよね。」

「お弁当も全部 手作りだったし。」

「おやつのマドレーヌやパウンドケーキ お店屋さんの物より とびっきり美味しかった。」

と、ワタクシの思い出に 母も懐かしそう

「あの頃は 毎日 マドレーヌやクッキー焼いてたねぇ・・・」

「パンもコタツで発酵させてたよね・・ クロワッサンが最高だった！」

「あれ バター一杯使って 高くつくのよねぇ・・・焼きたてをみんなバクバク食べるし・・・」

親子で そんな思い出話すと

母もいつしかもう手放してイイと思えたようです。

話しは放し。

手放しても イイと決めた大量のモノ達。

残したのは 時間軸は今、重要軸は私で選んだ

これからの新しい暮らしに 寄り添ってくれる お気に入り達

随分 スッキリしたねぇ と母。

お読み頂き ありがとうございます。

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